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抵抗反応の階段
ライフトラックによれば、ストレス症状は苦しみの原因でも、「病気」でもなく、その人の性格と人生の体験との相互反応の自然な結果と考えます.即ち、性格(思考、感情、行動のパターン)が現在直面している人生のチャレンジに対応できない時に精神が自然に発する危険信号なのです.放置すると次第にエスカレートする症状は、精神が何らかの問題の所在に気が付かずには居られないようにする為の非常警報なのです.但し、身体症状が消えない場合は、先ず念のために治療可能の身体的病気にかかっていない事を適切な専門医に相談して確かめる必要があります。
抵抗の階段の実例
ブルースは10代後半以来数年間色々な症状に悩まされてきました.或るときは激しい不安、イライラや制御不能の激しい怒り、ウツそして錯乱に至るまで次々と波のように押し寄せる症状は実は共通の使命を帯びていたのです.それは、彼が症状の苦しさに耐えかねて遂に助けを求めざるを得ない状態に自分を陥れることだったのです。
貴方が如何に聡明で、強く、柔軟性に富んだ性格でも、過去の経験と現在の問題処理能力を超えるチャレンジに直面すると、上記の5種類の症状の何れかが起こる可能性があります。実際にどの症状が出るかは、現在の環境の外、生まれつきの素質、弱点や過去の人生体験で如何に問題を克服する事に成功したり、失敗したりしたかの経験によって決まります。
ストレス症状(抵抗反応)について更に詳しくは、拙著『悲しみから幸福へ:愛の力で性格を変える
- 人生のトラッキングによる抵抗突破』 を参照ください. 将来のライフトラックに関する記事や著作の出版通告は
(ダウンロード)をご覧下さい。
1.不安: 不安はしばしば、必要だがいやなことを思い切ってやる事を励ます建設的な役割を果たしますが、不安が必要以上に強かったり、理由無く持続する場合は何処かに、何か問題があることの間接的な警報と考えるべきです。
2.怒り: いやなことを強制された場合、不安に代わり、イライらや怒りがこみ上げてきます.怒りも、積極的な行動をとること助ける場合もありますが、制御が利かなくなるとかえって問題を複雑にする恐れがあります。
3.身体症状: もし貴方が精神的ストレスを自覚できない、又はしたくない事情がある場合、身体症状がしばしば唯一の「信号」になります.体の具合が悪いという言い訳が必要になるからです.但し、身体症状が心の問題から来ていると疑っても、念のため医師の診察を受け治療の必要な病気にかかっていない事を確かめる必要があります.
4.ウツ: ウツになると、まるで精神が店じまいをするかのように何も出来なくなり、結果的にそれ以上過重なストレスがかかることを避ける事が出来ます。不可能を可能にしようと頑張る完ぺき主義者がなり易いウツは、プライド高い完全主義者が仕方なく自分の限界を受け入れざるを得ない状況を作ります。
5.錯乱: 不安、怒り、身体症状、ウツ等の危険信号が無視され続けたり、ウツのような苦しい症状に耐えられなくなると、人により、躁状態、錯乱状態が起こります。思考、感情、行動が一貫性を欠いたり、混乱したり、奇異な言行が起こったり、不決断麻痺状態になる事も有ります。躁鬱、錯乱の症状は通常適切な薬の力を借りて抑えることが必要になります。
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